風に想いをのせて・・・

風に舞う花のように~第2章~

(´・ω・`)ノチャオ♪
かなり長い間更新をしていませんでしたが忘れた頃に更新される、それがこのブログです(゚∀゚)
果して覚えてる人はいるでしょうか?
気づく人はいるでしょうか?
もし気づいた人がいるならば、それはとても嬉しい事です。
どんなに時間をかけてもいつかは完結させますので末永くお付き合いくださいませ(`・ω・´)



「く・・・何百とイタ我が僕が僅か数分デ・・・・・」
「残りはお前だけだ」
マキシミリアンのその言葉にダークイリュージョンは不適な笑みを浮かべた。
「残り?・・ヒヒ・・まだ終わりじゃナイ・・・ククク」
そう言って何かの詠唱を始めた。
「させるかよ!」
マキシミリアンは再び不死者を呼び出そうとしたダークイリュージョン目掛け槍を投げた。
「甘いナ・・・そんなもので防げるとでも思ったのカ?・・ヒヒヒ」
ダークイリュージョンは槍をかわし再び詠唱を始めようとする。
「もうお前の好きにはさせない!!」
「!?」
再び詠唱を始めようとした直後、既にダークイリュージョンの背後に回りこんでいたイルトが剣で切り付けた。
ザシュ!!
「グ・・・キサマ・・!!!」
ダークイリュージョンは振り向きざまにイルトに攻撃を仕掛けた。
イルトはそれをオートカウンターで受け流し追撃の2連撃を繰り出す。
ザザン!!
「グアアァァ!!」
的確に急所を捉えた攻撃にダークイリュージョンは一瞬怯んだ。
「はぁぁ!」
イルトはそのまま追撃を繰り出す。
しかし今度は空を切った。
「調子に乗るなヨ・・・」
「!」
背後に気配を感じイルトは右に飛びダークイリュージョンの攻撃をかわした。
「チッ・・・」
「俺が居る事を忘れるなよ」
ダークイリュージョンがイルトに気を取られている隙にペコペコを避難させ背後へと回りこんだマキシミリアンがピアースを繰り出す。
ズガガ!!
「グ!・・キ、キサマ!!」
「悪いが容赦はしない!」
「邪魔だ、ゴミどもめガ!!」
ダークイリュージョンはマキシミリアン目掛け闇の閃光を放つ。
その閃光は途中で三つに別れマキシミリアンを襲った。
「死ネ」
「ち・・・」
かわせないと判断しマキシミリアンは身構えた。
キンキンキン!
しかしその閃光はマキシミリアンに届くことはなく、甲高い金属音と共に姿を消した。
「ナニ!?」
「言ったろ?お前の好きにはさせないと」
そう言ってイルトがマキシミリアンに前で剣を構えていた。
そう、マキシミリアンに向けられた閃光はイルトによって全て弾かれていたのだった。
「サンキュー、イルト」
「オノレ!!」
逆上したダークイリュージョンは見境なく閃光を放つ。
「はぁぁ!」
キンキンキンキンキン!
イルトはそれら全てを剣で弾きマキシミリアンの壁となった。
「今だマキ!」
「おう!」
その合図と共にピアースを繰り出す!
ガッガッガ!
「グァ!!・・くそ!」
キン!
「甘いな」
「チィ・・・」
「ピアース!」
ガッガッガ!
イルトが陽動と共に壁となり敵を翻弄しマキシミリアンが攻撃に専念する、この絶妙なコンビネーションにダークイリュージョンは為すすべもなかった。
完璧な攻防、お互いにベストな状態であればこのまま決着がついていただろう。
そう・・ベストな状態であれば・・。
「はぁはぁ・・ピアース!!」
スカ・・・。
しかしマキシミリアンの攻撃に先ほどの威力も速度もなく槍は虚しく空を切った。
「な・・・!?」
息を切らせながらも休む間も無くピアースを撃ち続けていたマキシミリアンは、その攻撃の手を止め驚きと落胆の色を見せた。
そして一言こう言った。
「spが・・・切れた・・・」
それもそのはず、マキシミリアンはここに着てからずっと前線で戦い続けていたのだ。
ここまでspが持っていた事のほうが奇跡なのである。
普段なら笑いながらこの事実を受け止めたであろう。
しかし今の状況でのこの一言は重さが違う。
そう、その一言が意味するもの・・・・それは・・。
「そうか・・・・」
イルトは何も言わず一言だけそう返した。
唯一の攻撃手段が絶たれたのである、その意味することはイルトにも当然わかっていた。
「・・・・・クソッ!!spが無くても攻撃くらい!」
マキシミリアンはそう言って槍で攻撃を繰り出すが、その矛先が敵を捕らえることはなかった。
「そんな攻撃でワタシを捕らえられるとでモ?・・・・・ククク」
ダークイリュージョンは皮肉を込めてマキシミリアンにそう言った。
通常の攻撃速度ではダークイリュージョンを捕らえることは出来ない、そんなことはマキシミリアンもわかっていること、だが攻撃をやめることはなかった。
「クソ・・・クソッ!!」
スカ・・・スカ・・・スカ・・・。
「無駄ダ!ワタシを捕らえることなどもうお前には出来ナイ・・ククク」
「ちぃ・・」
マキシミリアンは悔しそうに下唇をかみ締めた。
しかしダークイリュージョンが言っていることは正しい、このまま攻撃し続けても結果は同じ。
そのうちイルトが崩れ、全滅は免れない。
マキシミリアンは覚悟を決め攻撃をしながらイルトにこう切り出した。
「イルト・・俺が壁になる、その間にお前が奴を」
その言葉にイルトは耳を疑った。
「そんなこと出来る訳ないだろ!俺にお前を見捨てろと!?」
「だがそれ以外に方法は!」
「落ち着けマキ!それこそ奴の思う壺だ。
それに・・もしこの場を切り抜けられたとして、俺はさゆに何て言えばいい・・」
「・・・・」
「落ち着け、まだ何も終わってないだろ?」
「・・・・・」
その言葉にマキシミリアンは言葉を失った。
「ククク・・悲しいナァ・・どんなに盾が優れていようトモ、矛が使えねば勝てるわけがナイダロウ・・・ヒヒ」
そう言ってダークイリュージョンが追い詰められていたマキシミリアンをさらに挑発した。
「五月蝿い!まだだ、まだ終わってない!」
その言葉にムキになりマキシミリアンは槍を思い切り突き出した。
「マキ!出すぎだ!!」
「!?しまっ・・」
イルトの言葉で自分が敵の挑発に乗せられたことに気づく。
「まだ?ククク・・・もう終わりダ」
そう言ってダークイリュージョンはマキシミリアンの腹部に拳を打ち付けた。
ドスッ!
鈍い音が辺りに響く。
「ガハァ!!」
衝撃と同時に胃が熱くなり苦酸っぱいものがこみ上げる。
ダークイリュージョンそのまま拳を開き、手のひらから闇の波動を放ち吹き飛ばした。
ズドンッ!
「ぐぁぁぁぁ!!」
ズザーーーーーー
吹き飛ばされたマキシミリアンは勢いよく地面を転がった。
「マキ!!!!」
「これで終わりダ・・・ヒヒヒ」
そう言ってダークイリュージョンは両腕から練った魔力を空に解き放ち、無数の雷雲を作り出した。
「マキ!かわせぇぇぇ!!!!」
「う・・・ぐ・・」
必死に身体を動かそうとするが、渾身の一撃を喰らったマキシミリアンの身体は思うように動かなかった。
だがまともに喰らえば恐らくマキシミリアンの命はない。
「くそ・・やらせてたまるか!!」
イルトは咄嗟にインデュアをかけ、剣を地面に打ち付け大量の土を巻き上げ自分にかけると、そのまま剣を空高く突き出した。
「ライトニングボルト!」
その合図と共に雷雲から雷が振り下ろされる。
ズドドドドド!
無数の雷が突き上げられた剣を伝いイルトへと流れ込む。
「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
雷が全身を激痛と共に駆け巡り、全ての機能を奪っていく。
・・・・・ザシュッ・・・
イルトの手から剣が零れ落ち、地面へと突き刺さる。
そしてイルトはそのまま地面へと倒れ込んだ。
ドサッ・・・・
「死んだカ、自ら避雷針とナリ仲間を庇うとハ馬鹿な奴メ・・・・ヒヒ」
ダークイリュージョンは余裕の笑みを見せ、うつ伏せに倒れ込むイルトへと近づいた。
「キサマが居なけれバもっと早くに終わっていたものヲ・・・ヒヒ」
そう言ってダークイリュージョンはイルトの髪をわし掴みにしイルトの顔を上げた。
「あ・・・う・・・」
全身が痙攣し生気をほとんど感じない程の虚ろな瞳であったがイルトまだ生きていた。
「まダ生きてる?避雷針になりなガらも咄嗟に直撃を防いでいたカ、大人しく死んでイタほうが幸セだったものを・・・・ククク。
まあいい、このワタシが直接息の根を止めてやロう」
そう言ってダークイリュージョンはイルトの頭を手で鷲掴み持ち上げた。
「や・・めろ・・・、イルトから・・離れろ・・!」
そう言ってマキシミリアンは必死に立ち上がろうとしていた。
「ククク・・こんな死に損ないの為に命を投げ出すとハ・・人間ノ考えは理解し難いナ」
必死に立ち上がろうとするマキシミリアンを見てダークイリュージョンは高笑いをした。
「き・・さま・・」
「そコでこいつが死ヌのを眺めてイロ、己の無力さと一緒にナ・・・ククク」
ダークイリュージョンは自分の手にゆっくりと力を入れた。
・・・ミシ・・・ミシミシ・・・メキ・・
「・・・ぐ・・・あ・・・・」
骨の軋む音が辺りに響く。
「や・・めろ!やるなら俺を!」
・・・メキ・・メキ・・ミシ・・・メキメキ・・・・
「・・・・ぁ・・・・・が・・・・・」
「何度聞いてモ心地の良い音だな、骨が折れる寸前の音と言うものは」
ダークイリュージョンはまるでクラシックを聞くかのようにその音に酔いしれながらこう言った。
「ワタシはこの旋律ヲ束ねる指揮者、そしテこれはお前達のタめに響かせる鎮魂歌。
ドウダ、最高の持て成しダろう?」
「き・・・さま!!!」
「だガこの旋律も長くは続かない、終わりヲ迎えて初めてそレは芸術となるのだかラ・・・ヒヒヒ」
そしてクラシックの終わりを迎えるかのような期待と哀しみの入り混じった表情で腕に力を込めた。
・・ミシ・・・・メキ・・・メキメキメキメキ・・・・
「・・・ぁ・・う・・・ぁが!!」
「や・・・やめろ!!」
「ククククク・・・・アハハハハハハハハハハハハ!!!」
「・・・・・なんだよ、ったく・・・五月蝿くて眠れないじゃないか!!!
俺の眠りの邪魔を・・・するな!!!!!」
突然地面から現れた何者かが、その怒りを全てぶつけるかのような凄まじい攻撃をダークイリュージョンへ向けはなった。
ズババババババババ!
「グアァァ!!!」
行き成りの攻撃に、勝利を確信し油断していたダークイリュージョンになす術はなかった。
直撃を喰らった反動で手の力が緩み、イルトが地面へと投げ出された。
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by iruto | 2009-07-02 19:18 | 風に舞う花のように
風に舞う花のように~第2章~ >>



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