風に想いをのせて・・・

風に舞う花のように~第2章~

(´・ω・`)ノチャオ♪

更新しますよー。
何とか1ヶ月に一回ペースで更新したいと・・・・思いたい・・・。
気長に付き合ってくださいね!



[11]

一方その頃さゆきち達も女の子を安全な所へ連れて行き、その足で合流場所へと向かう途中であった。
「危ない音夢!」
さゆきちがそう叫んだ。
「え?」
「ダブルストレイフィング!!」
弓から放たれた強力な2本の矢が音夢を攻撃しようとしていたスケルプリズナーを貫いた。
「ありがとうヴァレ、助かったわ」
「良いんです音夢さん、でも中々減りませんね・・・」
「そうね、大分倒したとは思うけどまた増えた気がするわ」
そう言いながらも音夢は迫り来る不死者への攻撃の手は休めなかった。
「ヒール!・・・ハァハァ」
懸命に不死者を浄化する七星だったが少し疲れが見え隠れしていた。
無理も無い、プロンテラに入ってから休みなくずっと魔法を使い続けているのだから。
「七、大丈夫?」
さゆきちは心配そうに七星にそう聞いた。
「うん、大丈夫。
皆辛くても必死に戦ってるのに私だけこんな所で疲れたなんて言ってられないから」
そう言って笑顔を返す。
「そう、でも無理なときは休むのよ?」
さゆきちも無理してでも頑張る七星の性格を知っているため、そう返すしか出来なかった。
「うん」
「く、また敵が固まってきたわ・・」
「音夢さん下がって!」
ヴァレンスが苦戦する音夢にそう言った。
「!?・・わかったわ!・・残影!」
その意図を一瞬で悟り、敵に囲まれていた音夢は残影を使い敵の中から抜ける。
「ブリッツビート!!」
その瞬間を見計らいヴァレンスはその固まった敵の中心に相棒の鷹を送り纏めて攻撃をし動きを止める。
「マスター!」
「任せて!!」
それを予想してかさゆきちは一気に敵との間合いを縮めると、半回転し勢いをつけ敵陣中央へ向けチェインを思い切り振るった。
「マグナムブレイク!!!!!」
その言葉と共にさゆきちの髪を束ねているクリップが光輝き爆炎を起した。
ドン!!
見事なスイングと共に敵中心で起こった爆炎が敵をなぎ払う。
「さゆ後ろ!」
「ちっ!」
後ろを振り向くと同時にチェインを振るう。
ガッ!
「グォゥ・・」
ゾンビプリズナーはまだ炎の残るチェインにより頭部を吹き飛ばされその場に崩れ落ちる。
しかし休む間もなく先ほどのマグナムブレイクで処理出来なかったイビルドルイドがさゆきちに向かってきていた。
「仕留めそこなった!?」
「さゆは下がって!」
そう言って音夢は一気にイビルドルイドとの距離を詰め、それに連動してさゆきちが一旦後ろへ下がる。
「これで!」
音夢は右手で加速の乗った一撃を入れた。
ズドォ!
「!?」
イビルドルイドはその威力に一瞬硬直する。
「はぁぁ!!」
そのまま音夢は三段掌、連打掌、猛龍拳を叩き込みイビルドルイドを粉砕した。
「ふぅ、これでとりあえず・・・っ!?」
咄嗟に殺気を感じ音夢は左に飛んだ。
チッ・・
右の頬に何かがかする。
「・・・ケケケ」
右からレイスが攻撃を仕掛けて来ていたのだった。
「もう囲まれたの!?」
よく見ると音夢の周りにはレイス2匹にスケルプリズナー1匹、そしてゾンビプリズナー1匹が囲んでいた。
「音夢さん一旦下がって!チャージアロー!!」
咄嗟にヴァレンスは弓を引き音夢を囲んでいた敵をそれぞれ吹き飛ばした。
「ありがとうヴァレ」
その隙に音夢は一旦後ろに下がる。
「さゆ!私に合わせて!!」
そう言って音夢は助走をつけて空中へと飛び上がる。
ザッ!
「了~解」
それと同時にさゆきちは飛び出し敵との距離をつめた。
「アスペルシオ!!」
七星はそんな二人の行動に合わせる様に支援魔法を使い二人の武器に聖なる力を宿した。
『はぁっ!』
音夢は落下の力を乗せ上空から、それと同時にさゆきちが地上から攻撃を繰り出す。
バキィッ!!!
頭部と胴体を粉砕され、文字通りスケルプリズナーは姿を消した。
「さゆ!」
「ん!」
音夢は着地すると同時に左へ、さゆきちは右へと飛んだ。
シュン!
するとその瞬間二人を射抜くかのように二本の銀矢が二人の間を通り過ぎその先にいたレイスへと突き刺さった。
ヴァレンスのダブルストレイフィングだ。
「今だ七さん!」
「うん!ターンアンデット!!」
次の瞬間レイスは光の中に包み込まれ跡形もなく浄化された。
「へへ~ナーイス」
「いぇーい♪」
ヴァレンスと七はハイタッチを交わした。
「残り2匹、敵の注意は私が引き付ける!」
「うん!」
「いくよ音夢!」
そう言うとさゆきちは残りの二匹に速度減少をかけ、攻撃をかわしながらチェインを振るう。
その隙に音夢は全身の気孔を高めた。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
全身で高めた気孔が一点に凝縮され身体の周りに気弾が発生する。
そして身体の周りに五つの気弾を作り出すと、それらを右手に集中させた。
「さゆいくよ!」
「あいよ!」
そう言うとさゆきちはレイスにレックスエーテルナをかけ後ろへ飛んだ。
「いっけぇぇ!!」
音夢はレイス目掛け右手に集めた気弾を一気に放出した!
放たれた光弾が超高速でレイスに迫る。
「・・ケ・・・ケケ・・・」
ズガガガガ!!!
五つの光弾はまるでマシンガンの如くレイスを貫き一瞬でその命を奪った。
「やるねぇ~♪」
さゆきちはそう言って残ったゾンビプリズナーの攻撃をかわしながら口笛を吹いた。
「残影!」
音夢はそのまま残影を使いさゆきちに攻撃をしていたゾンビプリズナーに一瞬で迫ると、攻撃を白羽取りし動きを止めた。
「今よさゆ」
「ナイス音夢、くらえ~さゆきち流奥義!デッドリーーホームラン!!!!!」
そう言ってさゆきちはバットをスイングするかのように渾身の力でチェインを振るい、無防備なゾンビプリズナーの頭を吹き飛ばした!
バキィッ!!!!
「グァァァァ・・・ァァァ・・・ァァァ・・・・・」
ピューーーーーーーーーー・・・・・
「ホームラーン」
そう言って遠くに飛んでいくゾンビプリズナー頭を眺め、さゆきちははしゃいでいた。
「その名前やめなさいよ・・・さゆの感性疑われるわよ?」
「何言ってんの音夢、今のがいいんじゃな~い」
「はぁ・・・」
「二人とも~お疲れ~」
「お疲れ様です」
そう言って七星とヴァレンスが二人の所にやってきた。
「ちょっとヴァレ、あのタイミング危なくない?もしかわせなかったら二人ともあの矢に貫かれてたわよ?」
「え~、でもちゃんとかわせたんだからいいじゃないですか。それに二人ならかわせるって信じてましたから」
「言ってくれるわねヴァレ・・・・後で覚えてなさいよ・・・・」
「うわ・・・・怖・・・」
「そんなことより今はマキ達と早く合流したほうがよくない?」
「そうね、急ぎましょうか」
そう言って音夢が周りを見たその時だった、
「っ!!!!」
音夢の中に一気に緊張が走る。
「そんな・・・」
「どうしたの音夢?周りに何が・・・・なっ!!!?」
さゆきちは自分の目を疑った。
そう、そこで見たもの・・・それは百数匹はいるだろう不死者の大群だった。
「完全に囲まれてる・・・」
「どうしてこんなに・・・おかしいよ、だって僕たち四人しかいないんだよ!?こんな数相手に出来るわけないよ!!」
「そうね・・・でもヴァレ、やらなきゃ死ぬのはこっちよ」
「わかってるけど・・でも・・・」
「ヴァレ怖いのは皆同じ、でも何もせずに諦めるくらいなら最後の最後まであがきましょう。
どんなに助からない状況だとしても希望を捨ててしまったらそこで終わりなの。
でもまだ終わりじゃない、私達はこうして生きているのだから」
さゆきちは震える手を必死に押さえながらそう言った。
「マスター・・・。
わかった、僕もあがいてみるよ。
例えどんなに無謀なことだとしても、何もせずに死んだら絶対後悔するから」
「その意気よ、期待してるんだから。七もいける?」
「うん、私もまだ頑張れる。だってトレが・・・私を待っている人がいるんだから」
「皆来るわよ!私が前衛に立つからさゆは後衛の敵を、二人は援護をお願い!」
「了解!」
「OK」
「うん!」
4人がそれぞれの意思を胸に迫り来る不死者に身構えた。
「行くわよ!!」
その言葉を合図に4人は一斉に行動を開始した。
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by iruto | 2008-08-31 19:52 | 風に舞う花のように
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